°



「ん……」



あれからどのくらい経ったんだろう。

目を開けてぽーっとすると、寝てしまったことに気づいた。


はっ……!

いま何時!?


慌てて腕時計を確認する。

すでに8時をまわっていた。

わ、わ……っ。

すごい寝ちゃった。


さすがにこの時間までお邪魔させてもらってるのは悪い……!


凌玖先輩はまだ寝てるみたいだし……。


そっと部屋から離れて凌玖先輩のお母さんに声かけようかな……。

なんて悩んでたら、凌玖先輩も目を覚ました。



「ん……歌桜?」