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朔夜くんと教室でバイバイをして、凌玖先輩に送ってもらった住所をもとに、アプリで道順を確認した。


『もう迷子にならないように』って、凌玖先輩から地図のアプリの使いかたを教えてもらっててよかった。

そのおかげで無事に目的地に着くことができた。


門の前に立って見上げる。


ここ……だよね?

すごく大きな家……。


お庭もあって、バルコニーもテラスみたいになってて、オシャレな雰囲気が伝わってくる。

凌玖先輩ってこんなところに住んでるんだ。

いまはきっと、ベッドで休んで寝てるよね。


良くなってるといいけど……。


……よし、入るぞ。



ーーピンポーン