・・・・・・・・・・・今ぼくは異国の地で手紙の差出人の元へ向かっている。

生まれて初めて、自分の町をでた。

ここまでくるのは、長い道で、手紙を頼りになんとかたどり着いた。

そこはこの地でもかなりの大病院と呼んでも言い過ぎでない位、広い病院で、やっと、差出人である病院のナースにたどり着いた。

看護婦「まさか来てくれるなんて!手紙に書いてある通り、メイお嬢様は・・・・・・・・重い病の為に、もう長くなく・・・・・・意識が戻る事はありません。どうぞこちらへ」

僕が案内された病室は広い個室だった。

真ん中には、ベッドがあり沢山の器械につながれている女性が横たわっていた。

メイだ。