「あの、傘忘れちゃって…大学まで入れてくれませんか?」











大粒の雨が降り注いでいたこの日。





傘を持たず、


俺の目の前に現れたその人は





「いいよ。」



「ほんとですか!ありがとうございます!!」





眩しいくらいに




キラキラと煌めく




一輪の" 花 "のように見えた。






○beautiful flower○