1カ月が経過した日勤終わり。
私は車通勤だったため、車の方へ歩いていた。

どこからか
「楓」
と声がした。
「え?」
暗いところから人が出て来た。
「楓。お疲れ様。」
「びっくりした。涼太くん?どうしたの?」
「驚かせてごめんね。」
「とりあえず、誰かくるとめんどくさいから、車乗って。」
「はい。」
車に乗ってもらった。

「何で、来たの?」
「マネージャーに送ってもらって、置いていかれた。」
「あ、そうなんだ。じゃあ、送っていくよ。」
「いいよ。自分で帰れるし。」
「なんか、待たせちゃったみたいだし、明日、休みだから大丈夫。」
「じゃあ、よろしくお願いします。」