訳が分からなかった、しばらく途方に暮れているとスマホに電話がなる、新聞販売店からだった

「もしもし時間だよ、今起きた?」

「あ…はい、すいません、すぐ向います」

「よろしくね」

電話を切った、あれ…混乱したまま、とりあえず仕事に向かった。

「おはようございます、遅れてすいません」

「寝坊か笑」

「あ…はい、すいません」

みんなもう配達に出た後だった、残っているのは店長だけだった。

「あれ、店長今日配達行かないんですか?」

「え…何で? 今日誰も休みじゃないよ!」

「イヤ、山田君足の骨を折って出勤できないじゃないすか?」

「え…寝ぼけてるの笑 今日も出勤してるよ山田」

「え…怪我したじゃないすか…!」

「してないよ、寝ぼけてんだろ笑、じゃあ配達よろしくな」

「…はい」