「はぁぁ〜今日の頼くんもかっこいい〜」







登校してくる頼くんを、教室の窓から見るのが朝の日課。





「そんな毎日見て、よく飽きないね〜?」






惚れ惚れしているわたしに向かって毒を吐いたのは幼馴染の武藤紬。




紬とは小学からの長い付き合い。





もう何でも言い合える仲なのだ。








「飽きないよ〜!飽きるなんて絶対ないっ」





負けずとそう言い返し、一緒に頭を横に振って見せた。






「あんな奴のどこがいいわけ?優しさのカケラもないような人間じゃん」