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カーテンのすき間から差しこむ、まぶしい光に目が覚めた。



「ん……もう朝?」



重いまぶたをゆっくりと開けて、まばたきをしながら目をこする。



「……俊、おはよう」



スマホの待ち受け画面で笑う俊にあいさつをしてから、ベッドを離れてお部屋から出た。



「ふぁー……」



あくびをしながら階段を下りて、リビングに着くと、朝食を用意しているお母さんに声をかけられた。