ケータイ小説 野いちご

可愛い彼氏

可愛い彼氏
放課後




「鈴、帰るよー」


良かった、幸揮普通だ…



「うん」


「鈴っ、俺も一緒に帰りたい」



朋樹が走り寄ってきて、そう言った。


案の定、幸揮はめちゃくちゃ不機嫌な顔してるし……よっぽど朋樹が嫌いなんだね。





「幸揮どうする?」


「スキにしたら?」



ニコッと笑うその幸揮の表情は、あたしにだけ分かる、威圧感が含まれていた。



えぇー、どうしよう…



一緒に帰ったら、幸揮が怒るし…


帰らなかったら朋樹がかわいそうだし…


それにきっと、朋樹は戻ってきたばっかりだから、道も分かんないと思うし。



「じ、じゃあ帰ろっか…」



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