【Study3:実習3日目】


『岡崎先生、レポート、お願いします。』


今朝は焼きそばパンを食べずに、ちゃんとリハビリスタッフルームでパソコンに向き合っていた岡崎先生。


「あ?レポート?」

『はい、お願いします。』


面倒臭そうに受け取られた。
自分なりに頑張って書いたレポートなのに泣きそうだ。


「松浦せんせ~い。レポート、宜しくお願いします。」

「はい。見ておくね。」


爽やかな顔で絵里奈のレポートを受け取っている松浦先生を見て、今日もやっぱり泣きそうだ。
同じ実習生なのに、なんでこんなにもやりとりの温度差があるんだろう?って。


「まお。ほれ。レポート。」


早速返却されたあたしのレポート。
すぐさま開くと、昨日のレポートが返却されたかと思うぐらい既視感のあるレポートが返却された。


大きな赤いバツ。


『・・・・・・』


なんで2日連続バツがつけられたんだろう?
昨日、見学させて頂いた患者さんのリハビリの様子を丁寧に書いたはず
筋肉の名前もちゃんと間違えずにアルファベットで書いた
昨日よりも今日のレポートのほうが自分でもよくできている
そう思って提出できたのに・・・