「リリー、この森は
おさじの木の森と呼ばれていてね」

「おさじの木、ですか?」

季節はすっかり秋めいてきて、
私はクリスと、朝の森をお散歩
していました。

「そうだよ。葉っぱがおさじみたいだからね。リリー?おさじの実を見つけることができるかな?」

「おさじの実、ですか?」