律さんと過ごす日々は、ひたすらに穏やかで。

間違ったことを言ったかな、とか、無理してでも笑わなきゃ、とか、機嫌を損ねないようにしなきゃ、とか、今日は怒鳴られないといいな、とか。

今までは、常に付きまとっていた不安。

それがひとつもないなんて。

私にこんなに優しい日常が来るなんて。

たったひとかけらでも、想像もしていなくて。

押さえつけられた時間を、丁寧にほどいて、そのままのあなたで居てください。言ってくれる律さんは、私に律さん無しではもう、いられないと思わせる。

どんどん、どんどん律さんとの日々が日常になる。

それは少しこわくて、とてつもないシアワセだ。