「陽菜、今日は仕事遅くなるから先に寝てなね

和樹にお金持たせてるから、会計は全部和樹に支払わせるんだよ?」

「うん、わかった

行ってらっしゃい、気をつけてね鳴海」

「ありがとう」

ホテルの駐車場で別れて、鳴海は自分の車に乗り込んで、私は植田さんの車に乗る

ここから車で30分の場所にアウトレットモールがあるから、そこに買い物に行く
母親から毎週持たされていた5000円のうち、今まで鳴海が使わせずに貯め続けた8万5000円

鳴海は自分の為に使いな、と言ってくれたけど
私が欲しいものは鳴海が惜しみなく与えてくれるから、このお金は使い道が無さそうだから鳴海のプレゼントを買うお金にしようと思う