「陽菜、好きなの選んで」

「迷う、、、、」

次の日、鳴海に起こされてカフェで朝ごはんを食べたあと指輪を買いに行った

明らかに高そうな指輪が並ぶショーケースを前に、何はいいのかわからなくてじっと立ち止まる
6桁の数字の書かれた値札の指輪を見て、もう選ぶことすら怖くなる

「好きなのでいいよ、ずっと使うものだから」

「シンプルな方がいいかな?

ねぇ、これは?」