一乾 鳴海side

「電源切れてるし」

「ナル、そんなに急いで誰に電話?」

何度電話をかけても機械のアナウンスが流れるだけの番号を連打する

充電少ないのはわかってたから、充電器繋いでって行ったはずなんだけどな
電源が入っていないアナウンスだけがスピーカーから聞こえてくる

「この間の女子高生、繁華街でふらついてたから家で留守番させてるけど、、、、

電源切れて繋がんないんだよなぁ」

「うっそ、まじで
ナル仕事早すぎ

本家直系の孫、他のやつ丸め込むのに相当苦労してたのに」