今日はまた…白川先生に注意された。


全然たいしたことじゃない。


それほどキツく言われたわけでもないのに、勝手に私が落ち込んで。


私だけが白川先生ににらまれてる気がして…


最近ちょっと憂鬱になってるかも。


中川師長に相談しようかとも思うんだけど、やっぱり言えないままで。


だって…


先生はもっともなことを言ってるだけだから。


私が強くなって、成長すればいいだけの話。


だけど、苗字の呼び捨てはそろそろ止めてもらいたいな…


『邪魔』


『えっ!あ、すみません』


振り向くと白川先生がいた。


先生のこと考えてたから、かなり驚いた。


すぐに1歩横にズレたけど、でも、こんな広い廊下で別に邪魔にはなってないと思うんだけど…


『蓮見』


『は、はい!』


『お前、今日の夜の予定は?』


『え…予定…?』


『無いんだな。わかった。じゃあ今夜付き合え』


え?


えっ!?