ケータイ小説 野いちご

世界で一番あなたが好き!〜四人の男子からの愛が止まりません〜

元気な友達

次の日、次の授業は移動教室だ。早めに友達と移動しておしゃべりしてたんだけど、忘れ物をしたことに気付いて慌てて取りに教室に戻った。幸い、授業が始まるまでまだ時間はたっぷりある。

「よし、早く戻らなきゃ!」

忘れ物を取り、私が歩こうとすると「最愛ちゃん!」と言いながら抱き付かれる。びっくりして口から変な悲鳴が出てしまった。

「もう、驚かさないでよ!」

「ごめんごめん。お詫びにこれ、キャンディーあげる」

耳につけたピアスを揺らし、髪を金髪にしているかっこいいこの男子は、私と同じ軽音部の部員である黄山日向(きやまひなた)くん。彼とは違うクラスなんだけど、出会うたびに驚かせようと抱き着いてくるんだ。まあ、別に嫌じゃないけどね。

「次、何の授業なの?」

「家庭科だよ。マカロン作るんだ。日向くんやみんなにあげるね」

「えっ、本当!?やった〜!!」

日向くんがはしゃぎ、今度は真正面から抱き着いてくる。日向くん、この学年の中で一番と言っても過言じゃないくらい背が高いから、大型犬に飛びつかれたみたいだ。

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