「「はぁ!?」」

後日、花乃ちゃんと千絵には会えず学校が始まってしまった


「う…声が大きいです、お二人さん」
目の前で揃って叫んだ2人に少し身を下げる

「そんなこと言ってる場合じゃない!あんたたち!どんだけラブラブなのよ!」
千絵に体をぶんぶんと揺さぶられる

「う…あ…報告遅れてすみません……!」
それから逃れ、頭を深く下げる

「智輝くんなんて、あんまりあえてないよぉ」

「っ…メルは…………」
途端に真っ赤になった親友に花乃ちゃんと目を合わせる

「白状しなさい!」

「そ、そうだよ!千絵の話し聞きたいな?」

「………っ…あぁもう!……実は………たのよ………」



「ほわぁ………」
別次元の話しすぎて追いつけなくなってしまった

「ダメよ、柚葉には刺激が多すぎ」
耳を塞がれて周りの喧騒が聞こえなくなる