「好きだよ。すみれちゃん。」
「‥‥‥。」
はっ?
「と、友達になるんじゃなかったの!?」
時は変わって、今は下校時。
家の前でそう言われた。
『鬼ごっこは嫌がってたから。』
といった理由で家の前で待機していた彼。
そして、さっきのセリフに戻る。
「なんで!?おかしくない?」
「え〜。だって俺はすみれちゃんの『友達』という立場から告白しているだけだよ?」
いつも通りニコニコと笑う彼に私は言い返した。
「普通、『友達になりましょう』からは誰も告らないんだよ!?」
「法律で定められたの?それ?」
「いや、暗黙の了解的な感じでそうでしょ?」
「ならいいよね。告白したって。」
「何で!?よくないよ!?」
あ、頭が痛い‥‥‥。