「はぁっ、はぁっ、はぁっ……。」



な、なんとか振り切った……!!

家は目の前……!

もう、帰れる!!

恐怖の鬼ごっこともおさらばできる……。


「ただいまー。」

「おかえり。」


そう、家に入った私を家の中から出迎えたのは、


「みーっつけた!すみれちゃん!!」

「……。」


恐怖の鬼こと小田巻くんだった……。