「なんで……桜汰は名前呼びで俺は“総長”なんだよ」
「ええっ……?」
「なんでだよ」
……なんでと追及されましても。
というか総長さん、そんなことが気に入らなかったのかい。
またなんかやらかしたのかと思ったわ!紛らわしい。
「おい、聞いてんだろうが」
「だって、恐れ多い……無理です!」
「いいから呼べよ」
「それに名前知らないし!」
正直に告白すると「はぁ?」といっせいに言って驚きを隠せない雷神のみんな。
そうだよね、普通は知ってるはずだよね。
でも私は、関わりたくないあまり知ろうともしなかったから。
「関東トップクラスの暴走族・雷神の総長だぞ!?知らねえわけねえだろ。
今さらカマトトぶってんじゃねえ!」
赤髪のおサルが一歩前に出て睨みを利かせる。
嘘じゃありません。猫被ってるとかそういうんじゃなくて、本当に知らないんです。
「関東トップクラス!?そんなすごいんですか!
あ、いや……す、すみません!暴走族とか詳しくないもんで……」
認めて謝るしかなかった。
「お前……マジかよ」
「鈍いにもほどがあんだろ」
ニブイ?誰だ今鈍いとか言った奴!
バッと顔を上げると、なぜか総長と視線がぶつかった。
「ええっ……?」
「なんでだよ」
……なんでと追及されましても。
というか総長さん、そんなことが気に入らなかったのかい。
またなんかやらかしたのかと思ったわ!紛らわしい。
「おい、聞いてんだろうが」
「だって、恐れ多い……無理です!」
「いいから呼べよ」
「それに名前知らないし!」
正直に告白すると「はぁ?」といっせいに言って驚きを隠せない雷神のみんな。
そうだよね、普通は知ってるはずだよね。
でも私は、関わりたくないあまり知ろうともしなかったから。
「関東トップクラスの暴走族・雷神の総長だぞ!?知らねえわけねえだろ。
今さらカマトトぶってんじゃねえ!」
赤髪のおサルが一歩前に出て睨みを利かせる。
嘘じゃありません。猫被ってるとかそういうんじゃなくて、本当に知らないんです。
「関東トップクラス!?そんなすごいんですか!
あ、いや……す、すみません!暴走族とか詳しくないもんで……」
認めて謝るしかなかった。
「お前……マジかよ」
「鈍いにもほどがあんだろ」
ニブイ?誰だ今鈍いとか言った奴!
バッと顔を上げると、なぜか総長と視線がぶつかった。