城本さんたちが言うことも分かる。

私だけ特別扱いされてるってことも。

……だからこそ、何も弁解の余地がない。

私は言葉が見つからずに思わず俯いた。

「なんとか言ったら!?」

ードンッ!

っ!!!

城本さんに強く押された肩。

私はいきなりの事に踏みとどまれず、その場に倒れて込んでしまった。

なんて強い力……。

怒りを全部込めたような感じ。

「男遊びもほどほどにしなよ。あんたなんか誰も助けないんだから」

城本さんが冷たく言い放たれたその言葉が、グサッと胸に突き刺さる。

……これも、全部自分の責任。