「僕、みーちゃんの友達と会うためにここでパーティをします!」

翔太くんがある日の朝、いきなり宣言した。

「絶対だめだから。」

「なんで?」

いや、当たり前でしょう……。
シェアハウスの相手が推しなんて絶対友達に知られたくないし。
はるくんは、良いとして、真希は………
絶対ヤバイよね。

「お願い……。」

翔太くんはうるうるした瞳で私を、見つめてくる。
その瞳は反則だよ……。


「ダメ…?」

「分かりました、良いですよ。」

「わぁ〜い!!」

翔太くんは、飛び跳ねていた。

今日もかわいい私の推し兼、シェアハウスの相手であった。