病院のベットは二人で寝るには窮屈だけど、



一輝と寄り添って眠った。


一輝の腕の中がこんなに暖かかったなんて、



改めて幸せを感じた。



一輝は生徒思いの先生だから、



私は影で一輝を支えたいと思ったのに、



私はまだまだ子供だなと思う。



たけどもう背伸びはしない。



甘える事に慣れてないけど頑張ってみるかな?



一輝の寝顔を見ながらにやつく私。



一輝の事こんなにも好き。


一輝の唇を人差し指でなぞる。



一輝が私の指を舐めた。



『こら華俺我慢してるんだから、そんな誘うような事するなよ。』



「だってキスしてほしいから。」



『今日はキスだけだからな!』



教室でしたキスにもドキドキしたけど、



病室でのキスもかなりドキドキするね。



看護師さんがいつ見回りにくるか分からないから、



さっきからドキドキしっぱなし。



一輝もドキドキしてるんだ。



一輝の胸に耳をあててみた。



凄い音。



一輝も私と同じなんだと思うとそれが嬉しかった。