樹side


昼休み。


俺は叶花ちゃんがご飯をきちんと食べているかどうか確かめるために病室の近くに来ていた。


長い間叶花ちゃんと暮らしてきて、叶花ちゃんのことを一番に知っている和樹先生の予想は当たりそうだから

きっとご飯は食べていない。


さてとどんなお仕置きしようか(笑)

ニヤッと笑いながらそんなことを考えていると、


叶花ちゃんの部屋のドアが開いて、昼食が乗ったおぼんを持った叶花ちゃんが出てきた。


叶花ちゃんは俺には気づいていないみたいで歩き出す。


はぁ、今度は何をしでかすのか………


本来ならこの時点で声をかかるべきだけど、悪いことをしてバレた後の叶花ちゃんの言い訳を想像すると面白ろそうだから、俺は叶花ちゃんの後をこっそりつけて行った。