叶花side


体調崩してから3日たった。


樹先生のおかげで大分体調はマシになってきたけど

もうすぐ苦手な吸入の時間がやってくるからベットの下に隠れる。



「叶花ちゃん、いる? 」


「…………… 」


私のことを探す樹先生には申し訳ないけど返事したらダメだ。


うっかり声を出さないように気をつけるも、すでに樹先生にベットの下を覗き込まれていて,あっさり見つかってしまった。


「叶花ちゃん、見つけた。早く出てくるよ 」


音も立ててないのに、なんでこんなに迷いもなく私が隠れている場所がわかっちゃうの?