叶花side

朝、7時。


「叶花、朝だよ。 起きて 」


いつものように朝が弱い私を起こしに来てくれる和樹くんに体を揺らされる。


「ん………?今、起きる… 」


和樹くんの言葉になんとな目を開きながら答えるけど


痛っ………、頭や体が痛すぎて起き上がらない。



「叶花!、体調悪いよな? 身体すっごく熱いよ 」



あ、気づかれちゃった………


隠したかったのに、、和樹くんはお医者さんだから私に触れただけで体調の悪さに気づいてしまう。



「このくらい 大丈夫……… 」


「叶花の大丈夫は大丈夫じゃないでしょ? 」


「本当…に平気だもん !」


「それは俺が診てから決めるから 」


これでも笑顔をキープしながら話していたつもりなのに…