ケータイ小説 野いちご

性悪なヤツらの取り扱い方を教えてください。

無口なキミは、氷のよう。


寝ぼけ眼に見知らぬ白い天井を見つめ
『ここは…あー…そうだった。男の家だ』と
記憶を呼び覚ましたのは今朝の事。

夢、じゃないよね。
当たり前か…。


様々な出来事があり
結果的に男2人とルームシェア+管理人を引き受ける事になったのは、つい昨日の話。

あのあと私は
用意されていた2階の1部屋を案内してもらい
濡れたキャリーバッグから荷物を取り出して乾かす間、ベッドに横になっていた。

すると見事に爆睡。

普通こんな状況に陥ったら
知らない家で眠れるはずなんてないようなものの
私の神経は図太いらしい。
あっという間に眠りに落ちたのだ。
警戒心がないわけじゃないはず。
かなり疲れていたんだという事にしておきたい。


白い薄いカーテンの隙間から差し込んでくる朝日。
空気を吸いたくなって窓も開けてみる。

昨日の悪天候が嘘のように
雲1つない青空と雨の雫でキラキラと光る草木。
涼しげな風が爽やかに流れてくる。

「眺め最高じゃん」

こういう場所は初めてだけど心地いい。
一昨日まで住んでいたボロアパートから比べると
この差は大きいな。


さて、何から始めよう?

壁に掛かっている時計は
朝の7時を指している。

彼等に挨拶もしないとだしと
下の階に降りてから考える事にした。

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