「ね〜、飲み行こ?」


昼休みに琴音からの誘い。


その返事はもちろん「行く」だ。



「じゃ俺も〜!」



と後ろから聞こえた声に顔が歪む。



「なんで柳田が?」



絶対嫌なんだけど!?



「たまたま今日空いてっから、俺」



と八重歯を見せながら笑うその顔に腹立つ。



「まぁ〜たまには同期で飲もっか」



そう言った琴音の言葉に目を見開くのも無理ない。


だってそれまじで言ってんの?って感じだもん。



「おーっし!なら決まりだな!店はあの時と同じでいいよな?予約しとくから」