葬式場から逃げ出すように出ていく

ふざけんなよ

「大輝さん!」

うしろにはクラスメイトの望月 樹希《モチズキ キキ》が息を切らしながら立っていた

「なんだ?そんな走って」

望月は息を整えて喋りだした

「あ、あのもうやめましょうよ…人を恨むの…」

「は?意味が分からない…」

「気づいてませんか?あなたが恨んだ人達が亡くなって言ってるの…」

恨んだ人…?そんなはずは…

「雷斗のことを恨んだ覚えは…」

前のケンカのことか?