学校に戻る事なく帰宅した。
 どのくらい公園で時間を潰したのかはわかないが、お昼近くまで公園にいたのは確かだろう。リビングに置いてある安物の目覚まし時計は12時を少しまわっていた。腹が減ったなと、思い、冷蔵庫を開けるも目ぼしい食べ物がない。ないというと語弊をうむかもしれない。食材はあるのだけれど、どれも調理しないと食べれるものではないということだ。

 別に全く料理ができないわけでもないのだけれど、どうも作る気になれない。極限なら卵炒飯くらい作るのだけれど、そこまでの状況でもないということだ。