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「散々な日だったあああ」


仕事を終え、ようやく帰宅した私は、制服のままベットへと倒れ込んだ。

雪にも素っ気なくされるわ、木嶋さんには変なこといわれるわ、書物庫には閉じ込められるわで、最悪の週スタートになってしまった。


教育係になってしまったからには、木嶋さんと必ず話もしなきゃなんないし、本当に気まずいったらありゃしない。

出来るだけ距離を置いて、必要最低限の事だけを話そう。

大丈夫……私なら何とかできる……。

そうやって自分に言い聞かせるように心の中で呟いた後、私は体を起こしてベットから立ち上がった。

そうすれば、タイミングがいいのか悪いのか、携帯から着信音が鳴った。