真城目線


月曜日。

また今日も元気に優希先輩が

声を掛けてくれるのだろうか。

そんな事を考えながら

登校していると後ろから

「真城、おはよう。」

なんて声がして、

私はすぐに翔先輩だとわかった。

そして振り返るといつも

横にいるはずの優希先輩がいなかった。

すると翔先輩が

「優希なら風邪で休みだけど?」

なんて少し、

口角をあげながら言ってきた。

・・・なんかムカつく。

私は少し・・・

いや、かなり寂しかった。

お昼休み、

屋上に行くとやはり翔先輩がいた。

何となく2人で食べる事になった。