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『出来た!あっくんお願い。』


次の日丸一日かかって
手紙の返事を書いて淳宏に渡した。


「受け取った。
だいぶかかったな。」


『部活なのに引き留めてごめんね。』


「いいって。昨日の騒ぎで
郁美も申し訳なさそうにしてたし。

安部ちゃんのせいでもあるし。」


郁美はよそよそしい態度で
朝挨拶して以来話かけてこなかった。


『これでやっと
平和な日常に戻れる。』


「週3で呼び出しされてる奴の
どこが平和だよ。」


淳宏はそう言って
麗に哀れな目を向けてきた。


『……人の事言えないから!』