窓から蝉の声が鳴り響いてくる廊下を横目に教室へと歩いて行く。校庭では真っ青な空の下、汗を流しながら野球部やサッカー部が朝練に励んでいた。
夏休みが明け、とうとう新学期の始まりだ。けれど生活の流れに変化はない。休みの間は朝起きて日野くんの家に行って過ごしていたし、夏休み中彼の家にいた時間がまるまる学校になっただけだ。
今日だって、朝起きて日野くんのお昼ご飯を作って持ってきた。今日彼は仕事がないと言っていたから、放課後家に行って料理を作る。
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