『姫っ!姫様!』
にぎやかな声に目を開ける。

少し霞んで見える視界。


もしかして・・・私まだ生きてるの・・・?

鉄平の元へいけなかったの・・・?


まだ、生きなきゃならないの?


そんなことを考えながらもう一度現実から目を背けたくて目を閉じる。

見たくない。

聞きたくない。

もう何も・・・