「、、、おはよう。」


すーっごく眠そうな声で海飛が言った。


「おはよう。大丈夫?」


とっくの昔に起きて、朝ご飯を用意していた私は聞いた。


「ん-、、、別に平気。」
「そう。」


まだ目をこすりながら、海飛は席に着いた。


「いただきます。」


私も席について、ちゃんと手を合わせてから食べ始める。

ーパクパク

「いただきますは?」


手を合わせる前に食べだした海飛に私は注意した。


「、、、いただきます。お前ホント、母ちゃんみたいだよな。」


しっかり言ってから、私にも毎日の余計な一言を足してきた海飛。

「速く食べちゃってよ。」


ちぇっ、まだ眠たそうだったから、いつもみたいに何かしらのいちゃもん付けられないと思ったのに。そっちの方向には頭が回ってるのね。


「速く食べてって、今日どっか行くのか?」

「うん、買い物。」


私もご飯を食べながらそう答えた。