「もう、マジ大変。なんであいつと1週間も一緒に生活しなきゃいけないんだぁー。」


ただ今私、お弁当を食べながら日奈に、昨日起こったこと全てを話し終えたところです。

日奈は信用できるから、このことを話しても大丈夫。他の人には口が裂けても言わない、いや、言えないけどね。(言ったらどれだけ冷やかされるか知れたもんじゃない)


「椿ちゃん、大丈夫、、、じゃなそうだね。」

「逃げ場がどこにもないよぉー。」


もう本当に、頼れるのは日奈だけ。学校来ても、海飛いるし。どこにでも海飛がいるようなもんよ。家にも海飛、学校にも海飛、、、。いつか夢にも出てきそう、、、。


「ここにもいるぞ~。」


私の肩をポンっと、たたきながら海飛が私に話しかけた。後ろには、松風も。


「うひゃっ!」

「どこからそんな間抜けな声出してんだよ。」


うわ~ん、もう最悪。なんでここにまで海飛が出てくんのよ!!
誰にも聞かれないように、体育館裏来てたのに。


「あ、あと空青にはもう話したから。」


きっと海飛も、松風は信頼できるから話したんだろう。


「そう。」


日奈と二人っきりの時にまで、海飛に邪魔される~。

私がメソメソしていると、、、。


「隙ありっ!」

「あー!ちょっと、返しなさいよ!」


海飛にお弁当のおかず、取られました。
はぁ。ついてなさすぎる。