海飛と、想いが通じた。


なんでいきなりあの場でキスして、告白までしちゃったのかは分からない。
でも、結果オーライだ。

告白した時、どうしようもなく好きがあふれ出てきて、私は海飛のことをずっと前から好きだったんだと確信した。

きっと、一条くんのことは、少女漫画に出てくるような人だったから勘違いしてしまったのかもしれない。



それで、今私がしていることはというと、、、。


「椿、ご飯いつできそう？」


お料理をしている。

帰ってきてすぐあんなことをされたので、時間が無かったんだ。

まぁ、そのおかげかは分からないけれど、海飛と付き合えることになったんだ。
終わり良ければ総て良し、私の座右の銘にしようかなぁ、なんてのんきに考える。



「今作ってるから待ってね。」


海飛の方を見て笑顔で言う。

すると、まだできそうにないことに不満を感じたのか、海飛が近寄ってきた。


「どうし、、ひょぇっ、、！」


何をするのかと思いきや、いきなりバックハグをしてきた。


「ちょぉ、ビビるからやめてよっ！」

「ヤダ。」


えぇぇぇ！