しばらくしお、玲くんもお颚呂に入り就寝䜓制に入る。

慣れないお郚屋はちょっぎり怖い。

「はい、ひゆのお気に入りの枕だよ❀」

そう蚀った玲くんは小さい頃から䞀緒に寝おいるうさぎの抱き枕を枡しおくれた。

「あい  がず  」

「ふふふ、可愛い。もう疲れちゃったね。おやすみ」

そう蚀った玲くんは私の額にちゅっずしお  ベッドに寝転がった  。

「おふぁ  しゅみぃ  」








『お前女の子みたいな顔しおんじゃんキッモヌ』

『あはははは本圓だ』

『っぅっ  ひっく  』

  この泣いおる子は  幌い頃の、玲くん  

『うゎ、泣きやがったヌ逃げろヌ』

涙を流した玲に察しお逃げるいじめっ子たち。

その埌玲は立ち䞊がり、家出をしようず人間の䞖界ぞきた。

『うっ  お腹、空いた  』

血液が足りおない玲は座り蟌む。

『  だいじょうぶ』

そこぞ、幌いひゆがきお、玲の頭を撫でた。

『お腹、空いたの  』

『吞血鬌、しゃん  』

『うん  』

ぐったりしおる玲が心配すぎおひゆは銖筋を玲の顔に近づけた。

『す、吞っおいいよ  』

この子は、矎味しそうで、優しい雰囲気がする

玲はそう思いながらありがたく血をもらった。

『んっ  おいひい  』

『ふふふ、よかった』

ひゆは嬉しそうに優しく埮笑む。

『あっ  お名前は』

『さきざかひゆ』

『可愛い名前だね、僕は柊玲。よろしく』

そう蚀ったふたりはただ小さな手で握手をし
た。

『  じゃあ、れヌくんっおよぶ』

『ふふっ、じゃあ僕はひヌちゃんっお呌ぶね』

『うんっよろしく〜これで、お友達だぁ』

そう蚀ったひゆが玲に抱き぀くず、玲の心の䞭で胞隒ぎがした。

なに、これ  胞、熱い  

ドクッドクッず玲の錓動が早たっおいるこずなど知らずにひゆは頬を擊り寄せたりもしおいる。

「れヌくんっずヌっず、お友達」

そう蚀いながらにっこりず、可愛い綺麗な花が咲き誇ったような笑みを浮かべたひゆに玲は萜ずされた。

  やばい  奜き  

色々な倧人の人ずの亀流があった玲は、人の考えおいるこずがなんずなくわかった。

そのため、ひゆの心の綺麗さに玲は惚れおしたった。

そしおひゆも、生たれ぀き、人や動物の感情がなんずなくわかる䜓質をしおいたため、お互いの心に無自芚で寄り添えおいた。

『僕、ひヌちゃんのこず、お嫁にしたい  』

『ふふふ、私も、玲くんみたいな人が旊那さんだったら幞せだなぁ』

『本圓  』

『うん、本圓だよ』

  この時だった。

“玲の愛が、重すぎ”になったのは。

『じゃあ、絶察お嫁さんにする』

『うん」


———


—————


『ありがずう、ひヌちゃん。絶察僕、迎えに来るからね——』








「んっ  」

もう、朝かぁ。

なんだか懐かしい倢を芋たな。

倧きな窓から日差しが差し蟌む䞭、ずっおも倧きなベッドから1人身䜓を起こす。

「うっ  痛おおっ  」

なぜか痛い倪もも。

そしお、玲くんがいない。

「玲、くん  」

名前を呌んでも返事がない。

どこに、行っちゃったんだろう  

ベッドから降りお、広い郚屋の䞭で玲くんのこずを探す。

「玲くんヌ」

倧きな声を出しお名前を呌んでも返事がない。

悲しく䞍安な気持ちになっおいるず、

ゞュヌゞュヌずなにかを焌く音がしおきた。

おたけにずっおもいい匂いもする。

匂いをたどっお行くず、

「あ、ひゆおはよ」

にこにこず埮笑みながら、倧きく広いキッチンで料理をしおいる玲くんの姿が芋えた。

「ううっ  よかった  」

嫌われお、逃げられちゃっおたら、どうしようかず思った  。

「  ふふふ❀嫌っお逃げたりなんおなにがあっおも絶察にないから、安心しおね」

「ぞ」

玲くんは私の思考を読んだかのようにそう語る。

「ひゆが考えおるこずは、なんずなくわかるよ」

「ううっ  恥ずかしい  」

「恥ずかしいこずなんおこれっぜっちもないよ僕にどんどん溺れおいっおくれお、本圓に嬉しい」

玲くんは本気の声色でそう蚀っおくれお、私はずっおも安心しおしたう。

「私もっ  玲くんが、私のこずしか考えられないくらい、私に䟝存しおくれたら、嬉しいなっ  なんちゃっお  」

぀いそんな本心を蚀うず、玲くんは泣き出しそうになった。

「ええっ泣かせる぀もりはっご、ごめんね」

「ちがう、嬉しいの  そんなに、僕のこず考えおくれおるっおいうか、自分に䟝存しお欲しいっお思っおくれお」

「え、えぞぞっ  それなら、よかった  」

嫌がられなくお、よかったぁっ  。

安心しお胞を撫で䞋ろす。