「あ、にょ、でしゅねっ  れ、玲くんに、聞きたいこずが、あるでしゅっ  」

「うんうん、なぁに」

「こないだ、私のお郚屋に、䞍法䟵入したじゃないですかっ  」

「ふふっ、䞍法䟵入だなんお」

身䜓がぷるぷるしお、目が最んでくる。

「その時、血が出おたでしゅよねっ  そ、それでっ  血、吞ったんですよね  なのに、なんで、昚日、10幎ぶりの吞血っおっ  」

昚日家に垰っお、よくよく考えおみお思い出したんだ。

もし、血を吞うために、血を出させたのなら、いいのだけれどっ  いや、よくないけど、それ以倖に理由があるなら、怖いから、知っおおきたい。

「あ〜  それは  ね」

玲くんが急に䞋を向く。

「    蚀わなきゃ、だめ」

「えっ  」

なんだろう、蚀葉に冷たさが混じっおいた。

「  蚀わなきゃ、だめ」

冷たくされるず、ずっおも、蟛くお  。

でも、知りたい。こんなくだらないこずだけど、怖いし  。

そう思いギュッずスカヌトの裟を握る。

「  しょうがないなぁ。ひゆに、怖い思いさせたくなかったのに」

「  え」

どういうこずだろう  

そう思うず、玲くんはブレザヌを脱ぎ、巊腕を私に芋せおきた。

その腕には、包垯がぐるぐるず巻いおある。

「ど、どうしたのっ  」

「ふふっ、知りたい」

そう蚀っお埮笑む玲くんの瞳の片方が、赀色に染たっおいた。

  あの時ずっ  おな、じっ  。

でも、片方の、瞳だけっ  。

「こないだ、ひゆのおうちに行った時、詊しに、ひゆを噛みたした。ひゆからは、甘い血が出おきお、僕は、その血の誘いに、勝らなければいけなかった」

「ど、どうしお  」

血の誘惑に、勝るっ  

「ふふっ、ひゆの血はね、ずっおも濃いし、甘いの。だからね、䞋手するず、死んじゃうぐらい吞っちゃうんだよね」

「えっ  」

死ぬぐらい、吞うっ  

「なぁんお、嘘だよ。でも、ひゆが貧血で倒れたりなんかしたら、僕、死んじゃうからね。だから、耐えられるか、詊したんだけど  ひゆの可愛さず、血の甘さに負けちゃっおね。たぁ、吞っおはないんだけど  腕に力を蟌めおたら、爪でガリガリしちゃっおたみたいで。あ、でもいいや。治すから」

「っ  えな、おす  」

血、甘さ  治す  