ケータイ小説 野いちご

恋愛アレルギー

デート

咲子にトイレに連れて行かれたあたしは鏡の前に立っていた。


鏡に映っているのは平凡な自分の顔。


いいと感じる部分は人より少し目が大きいことくらい。


他のパーツは別段綺麗とは言いがたい。


「よし、じゃあはじめるよ」


咲子はポーチからヘアクリップを取り出してあたしの前髪が邪魔にならないようにとめた。


次に取り出したのはアイブロウだ。


「咲子そんなの持ってるの?」


「化粧品は一通り持ってるよ。今は安いメーカーも増えたし、お小遣いで買えるよ?」


咲子はあたしの眉を整えはじめた。

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