ケータイ小説 野いちご

恋愛アレルギー

入学式

4月上旬。


今桜は満開の時期を迎えて、あたしは入学式と書かれた看板を横目に見ながら中学校の門をくぐった。


周囲にはあたしと同じ灰色のブレザーとスカート、赤いリボンという制服を着た生徒たちでにぎわっている。


ちなみに、男子が胸に着けているのは赤色のネクタイだ。


これは学年があがる色が変わるようになっている。


2年生は黄色。


3年生は青色という感じに。


あたしたちは学年が変わるごとに新しいリボンやネクタイを購入することになる。


新入生たちが集まっている体育館へ向かうと、すでに沢山の新入生たちがパイプ椅子に着席していた。


前後の人とおしゃべりをしていたり、こっそり文庫本を読んでいたり。


あたしは恐る恐る体育館内に足を踏み入れた。


自分のクラス、自分の椅子がどこにあるのかは、体育館の表に表になって表示されていた。


あたしは1年B組だ。


席は出席番号順になっている。

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