ケータイ小説 野いちご

竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~

2.ミレイナ、猫獣人に出会う
◆◆ 2

◆◆    2


 ミレイナは四匹の魔獣達を連れて、歩き始める。
 みんなお散歩が大好きなので、一様に尻尾を振って興奮気味だ。いつものように、王宮の裏手に広がる〝魔獣の森〟と呼ばれる森を一時間程歩いてから王宮に戻ってきた。

[庭園でもう少し遊ぶ?]

 王宮内の広い芝生の庭園に着くと、ミレイナは魔獣達に声をかける。

[うん、遊ぶ!]

 エミーユがすぐに答えた。

[じゃあ、一時間くらいね]

 ミレイナは庭園に生えた大きな木の根元に腰を下ろすと、三匹のフェンリル達が遊んでいる姿をのんびりと眺める。
 ラトは木の上が好きなので、ミレイナの寄りかかっている木の上で寛いでいた。

< 26/ 244 >