瑠衣くんと屋上で話してから数日。
あの日から、瑠衣くんは私にベッタリになった。
「奈々ちゃんーっ」
「……瑠衣くんの教室はここじゃないでしょ」
「奈々ちゃんの隣が僕の席っ!」
瑠衣くんは休み時間のたびに、私たちの教室に来るようになった。
「だから、星矢。僕にその席、ちょうだい?」
頬杖をつきながら、こちらを眺めていた星矢くん。
瑠衣くんの発言に呆れているのか、ため息さえついている。
「瑠衣は2年生だろ」
「じゃあ、休み時間のときだけ、星矢の席ちょうだい」
「無理」
そんなやりとりが繰り返されています。
瑠衣くんは、私に会いに来たのか、星矢くんに会いに来たのか。
どちらなのか、分からなくなる。
……平凡な学園生活を送れることが出来れば、それでいいけど。
当分は無理そうだ。
瑠衣くんのこともあるけれど、あの掲示板のことがあって以来、クラスメイトの視線は冷たくなった。
普通に過ごしていた教室での生活。
今は、教室に居ることが少し怖くなってしまった。
2人の前では笑顔を作るけど、心の中はもやもやだ。
今朝も。
教科書がゴミ箱に捨てられていた。
一緒に教室に入った、星矢くんにはなんとか誤魔化したけど。
あの日から、瑠衣くんは私にベッタリになった。
「奈々ちゃんーっ」
「……瑠衣くんの教室はここじゃないでしょ」
「奈々ちゃんの隣が僕の席っ!」
瑠衣くんは休み時間のたびに、私たちの教室に来るようになった。
「だから、星矢。僕にその席、ちょうだい?」
頬杖をつきながら、こちらを眺めていた星矢くん。
瑠衣くんの発言に呆れているのか、ため息さえついている。
「瑠衣は2年生だろ」
「じゃあ、休み時間のときだけ、星矢の席ちょうだい」
「無理」
そんなやりとりが繰り返されています。
瑠衣くんは、私に会いに来たのか、星矢くんに会いに来たのか。
どちらなのか、分からなくなる。
……平凡な学園生活を送れることが出来れば、それでいいけど。
当分は無理そうだ。
瑠衣くんのこともあるけれど、あの掲示板のことがあって以来、クラスメイトの視線は冷たくなった。
普通に過ごしていた教室での生活。
今は、教室に居ることが少し怖くなってしまった。
2人の前では笑顔を作るけど、心の中はもやもやだ。
今朝も。
教科書がゴミ箱に捨てられていた。
一緒に教室に入った、星矢くんにはなんとか誤魔化したけど。