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 6人の男の子達とは、とても仲がよくなった。

「あ!りの」

「あめくん?」

「みんなよりさきにきた」

 あめくんは、息を切らして私の元へ来てくれた。

「はぁ、はぁ……」

「だいじょうぶ?」

「うん……りのにあえるとおもって……ふふっ」

「かわいいね、あめくん」

「なにが?」

「わらってるところ」

「りののほうがかわいいよ」

「えへへ、ありがとう」

「しんじてないでしょ」

「うーん。かわいくはないけど、こわいろがほんきだったから、ふつうにうれしかったよ」

「ふふっ、まぁよかった」