彼女も転入したての頃は周りからちやほやされていたものの極度な性格のギャップで友達が出来なかった。



それから色々あって、今はわたしと一緒に行動している。



「圭衣ちゃん?」



「あ、うん。なに?」



ぼーっとしていて、人の話をきちんと聞いていなかった。



「一緒にチーム表見に行こう!」



「うん、行こ」



体育祭のチームはクラス替えのような仕様で、1日目の朝に発表される。



「あ、夕彩、圭衣ちゃんと離れた……」



夕彩は、24チームあるうちの17チームで、その中には高嶋くんと相馬くんが居た。



わたしはと言うと、7チームで、まさかの帝と穂高と同じチームだった。