ケータイ小説 野いちご

白いジャージ3 ~先生とバージンロード~

第1章
就職活動




他人事だと思っていた就職が目の前に迫ってきた。


まずは、「就活」ってやつを・・・しなければいけない。


短大のゆかりは、随分前から就職を真剣に考えていた。


そんなゆかりも、一番の夢は「たっくんのお嫁さん」だったりする。




1ヶ月に3度は必ず会う私とゆかり。



変わらないゆかりに安心感を覚える。



会えば、いつもいつも彼氏自慢。


最後には・・・「幸せだよね」って言い合って、ニヤけるんだ。




就職って実はよくわからない。


男子と違って、女子の就職は、一生続けるものじゃないって気がしてる。



中には一生の仕事を探しているしっかり者の友達もいるんだけど、私はやっぱり「とりあえず」的な考えが抜けなくて、それが自分でもちょっと嫌だ。




いくら先生との結婚が決まっていても、それとこれとは別。




真剣に就職活動をしている友達を尊敬しながら、自分に自信を失くしちゃったりする。




「ばかぁ!焦んなくていいんだって!」



温かく包み込みながら、背中を押してくれるのは、先生なんだ。



私の心の中の不安や、焦りを・・・先生は受け止めてくれる。




就職の資料とにらめっこしていた私の前にオレンジジュースを差し出した。



「ほら!飲め!そんなブルーな顔して就職決めてどうすんだぁ?」






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