魔法少女になって1ヶ月が過ぎた。
あの後に疫病神に会う事は無く、ほっとしている。
何より、ここ数日悪さをするような妖怪には会っていない。
「で、さ。血だらけのお地蔵さんに……」
そんな会話が聞こえて来て、振り向くとクラスの男子が怖い話をしている。
その怖い話の中心物は、お喋りな男の子というイメージのユウキ。
しかし、いつもふざけた話ばっかりしているユウキが怖い話をしている事が気になって、耳を澄ました。
「あはは!ユウキ!お前、そんな話で俺達を怖がらせようとしてる!?」
「そんなんじゃあ、ねーよ……!俺、本当に血だらけのお地蔵さんに狙われてるんだって!!」
「はいはい!そんな、お地蔵さんが居たら怖いなぁー!!」
ユウキの話を信じていないのだろう。
ユウキの周りの男の子達はケラケラと、笑っている。
私だって、魔法少女をしていなければ血だらけのお地蔵さんなんて信じていなかっただろう。
でも、妖怪は本当に存在するのだ。
血だらけのお地蔵さんなんて見たくないけど、妖怪だったらユウキが危ない。
血だらけの姿で現れるなんてヤバい妖怪は見たくないけど、本当に存在するのか確かめないといけない。
あの後に疫病神に会う事は無く、ほっとしている。
何より、ここ数日悪さをするような妖怪には会っていない。
「で、さ。血だらけのお地蔵さんに……」
そんな会話が聞こえて来て、振り向くとクラスの男子が怖い話をしている。
その怖い話の中心物は、お喋りな男の子というイメージのユウキ。
しかし、いつもふざけた話ばっかりしているユウキが怖い話をしている事が気になって、耳を澄ました。
「あはは!ユウキ!お前、そんな話で俺達を怖がらせようとしてる!?」
「そんなんじゃあ、ねーよ……!俺、本当に血だらけのお地蔵さんに狙われてるんだって!!」
「はいはい!そんな、お地蔵さんが居たら怖いなぁー!!」
ユウキの話を信じていないのだろう。
ユウキの周りの男の子達はケラケラと、笑っている。
私だって、魔法少女をしていなければ血だらけのお地蔵さんなんて信じていなかっただろう。
でも、妖怪は本当に存在するのだ。
血だらけのお地蔵さんなんて見たくないけど、妖怪だったらユウキが危ない。
血だらけの姿で現れるなんてヤバい妖怪は見たくないけど、本当に存在するのか確かめないといけない。