今日は、クラス替え。



夢と夏海と同じクラスになりたい。そんな、希望を持ちながら学校に向かう。



陸斗はもうこの学校の生徒じゃなくなったが、付き合った事実が有るから幸せだ。



あれ以来、毎日のように連絡を交わしているて、電話もしょっちゅうする。

幸せだが、まだ夢の事が引っかかっていてデートはしていない。



学校に着くと早速、クラス分けを確認しに行く。



私はついていない。

またもや、未知と同じクラスにになってしまったみたいだ。


「明日菜……」



名前を呼ばれて振り向くと、心配そうな表情の夏海と夢が立っている。



「また、未知と同じクラス!?」
「うん……。そう……」



未知もあれ以来大人しくなったし、大丈夫。

そう思うのに、不安感が拭えない。



「なんかあったら、言うんだよ!!」



夏海も夢も心配してくれるのは、分かっているけど__

友達である事は変わりないけど__



思い出すのは集団行動で1人になってしまう、自分だ。

体育の授業なんかが、怖い。

しかし、夏海と夢の前で弱音を吐けない自分が居る。



不安、不安、不安。



怖くてたまらない__